機器さえあれば自作できる

オリジナルののぼりを印刷して作りたい場合、機器さえあれば十分自作することは可能です。
のぼりでも対応できる大型のプリンターは、最盛期と比較してコストダウンされ、
一般家庭や中小企業でも導入することは不可能ではありません。

パソコンでデザインを作成し、それをオンデマンドでプリンターに転送すれば、布への印刷が開始されます。
インクカートリッジから霧状に噴射された染料は布の繊維に蒸着し、特に耐性の高いものであれば
雨に打たれても色落ちしにくくなっています。

デザインを考えたり作るまでが一苦労ですが、それさえ済んでしまえばあとは黙っていても
オリジナルののぼりが完成します。

注意したいのが使用する布の素材で、染料が滲んで隣の色と混ざってしまい
意図したデザインにならないことがあります。

これを防止するためには、同じデザインを紙に出力して試すなどの対策をしてから行うのがおすすめです。

何度も試すことができるのも、パソコンを使用して作業が行えるからこそのメリットです。
プリンターに転送する前に試行錯誤を繰り返し、完成形をイメージしながら作業を進めて行けば、
理想のオリジナルのデザインが完成すること間違いありません。

温もりを感じさせるデザイン

特別で高価な機器を用意できなくても、努力と工夫次第で手作りで完成させることは可能です。
ベースとなる布のほか、染料や筆に加えてチャコペンなどを用意すれば、
誰でも自由にデザインして作ることができます。

まずはチャコペンを使って下書きをして、おおよそのデザインを描いていきます。
チャコペンだからこそ何度でも消してやり直すことができるので、納得できるまで続けます。

デザインを決定したら、今度は色を乗せて行きますが、まずは輪郭になる線から描くのがおすすめです。
大半は黒で線を入れて、デザインのメリハリになるのと同時に、色分けをする境界の目印にもなります。

線が乾燥したら、いよいよ色を入れて行きます。
綺麗に塗る自信が無い場合は、マスキングテープで養生するのも良い方法です。

自由自在に色を塗り、もしもはみ出してしまった場合には、再び黒で線を入れて整えます。

必要に応じて文字を書いたり、作者のサインを入れることもあります。
全ての色を塗り終えて完全に乾燥させたら完成です。

手作り感満載で温もりのあるデザインは、多くの人々からの注目を集めることができます。
店頭などに掲示すれば、温かさを感じるお店に思わず寄りたくなります。

このように比較的簡単に手作りが可能なのぼり旗ですが、店舗用に本格的な物が必要であったり
忙しくて手作りしている時間が無い方にはやはりプロの業者に依頼するのが最善と言えるでしょう。

オーダーするにしても、注文枚数やデザインの内容次第では充分安く製作可能ですので
ネットで調べて気になった業者に相談してみると良いでしょう。

業者に依頼すると、両面を別柄でプリントすることもできます。
より効果的なのぼり製作を考えているのであれば、こういった印刷を選ぶのも方法です。